土地を売却した際に発生する主な税金は、次の3つです。

■譲渡所得税：土地を売却して得た利益（＝譲渡所得）に課される税金で、「所得税」「住民税」「復興特別所得税」を含みます。保有期間が5年超か5年以下かで税率が異なり、長期保有であれば優遇されます（長期：約20％、短期：約39％）。

■印紙税：売買契約書に貼付する印紙代で、売却価格に応じて数千円〜数万円ほど必要になります。

■登録免許税・司法書士報酬：売却によって登記上の名義を変更するため、抹消登記などが必要な場合に発生します。

これらの税金は、売却額ではなく「売却益」に応じて課税されるのがポイントです。

譲渡所得＝売却価格－（取得費＋譲渡費用）

この「取得費」には、土地を買った当時の価格や、購入時の仲介手数料・登記費用などが含まれます。「譲渡費用」には売却時にかかった仲介手数料や測量費などが含まれるため、きちんと領収書などで証明できるようにしておきましょう。

また、節税に役立つ特例としては以下のような制度があります

■居住用財産の3,000万円特別控除（※住宅が建っていた土地などに適用）

■相続財産を売却した際の取得費加算の特例

■空き家の譲渡に係る特別控除（最大3,000万円）

杉並区では相続や建て替えに伴う土地売却も多いため、該当するケースが少なくありません。節税を意識した売却計画を立てることで、実質的な利益を高めることが可能です。

土地売却にかかる税金は一見シンプルに見えても、細かな計算や特例の適用条件には注意が必要です。特に税制は毎年変更があるため、最新情報に精通した専門家に相談することが重要です。 MEDIATE株式会社では、杉並区に特化した不動産売却の豊富な実績をもとに、税理士などの専門家とも連携し、安心・正確なサポートを行っております。売却前のご相談から、税金の試算、確定申告のサポートまでワンストップで対応可能です。